仕事は生きるための一つの手段
人間に悩みの原因の大半が人間関係らしい。
仕事について悩みをかかえる人も多い気がする。
物心ついた時から、ことあるごとに周りの大人に『将来何になりたいか』聞かれて育ってきた。
その度に、その時の思いつきを答えていたが、今に至るまで、本気で何かになりたいと思ったことはない。
中学、高校と成長するにつれ、将来について聞かれることも増えていった。
しかも、年々本気度が増していく。
なのに本当になりたいものなんて見つからなかった。
なりたいものに向かって進んでいく同級生を見て焦った。比較して落ち込んだ。
今の会社に入り、『将来どうなりたいか』聞かれるようになった。
またその質問か、と思った。
でも少し違った。
何になりたいかではなく、将来どうなりたいか。
何の仕事がしたいか、ではなく、どう生きたいか、を聞かれていた。
大金持ちになりたいでもいい。海外で遊んで暮らしたい、でもいい。
これまで、仕事のための人生だから、私は何かにならないといけないと無意識に思っていたことに気づいた。
仕事は、生きるための手段の一つ。
職場環境や人間関係が合わないこともある。
時に我慢は必要だけど、我慢して健全な心身を損なってしまったら元も子もない。
やりたい仕事なんて、ない人の方が多いのではないか。
もちろん、あると人生が楽しくなるかもしれないからあるに越したことはない。
やりたいことは自分の興味から始まる。
小さいことでもいいからいつもと違うことをやってみる。
その積み重ねから自分の世界が広がっていくんだろうなぁと30歳手前にしてやっと気づいたというお話。
ーうたまろダイアリー 思ったことを気ままに綴ってみる